スマホよりも大事なことを、子どもと育てる

こんにちは。ととのうラボの松井です。

昨日、芦屋市教育委員会主催の研修講座
「SNSとの付き合い方 ー 大人と子どもはなぜズレるのか ー」
を受講し、心に残った気づきをシェアします。

「ゲームは1日1時間まで」
「SNSは危ないからやらせたくない」

私たち親は、子どもとデジタルとの関わりに“ルール”を作ろうとします。
特に、暑すぎる夏休み。
放っておくと、ついゲームばかりになりがちな我が家でも、
毎日、ルールと「やりたい」気持ちのせめぎ合いが起こっています。

講座ではこんな問いが投げかけられました。

「SNSやゲームの“使いすぎ”って、時間で決められるものなんでしょうか?」

「子どもたちは、ゲーム以外の“余暇”をどう過ごしているでしょうか?」

そして、こんな問いも湧き出てきました。

「そもそも、母親である私たちは、自分の余暇を持てているでしょうか?」

SNSばかり見ている子どもに
「外で遊んだら?」「目が悪くなるよ」と言いたくなる気持ちはよくわかります。

でも、そのとき子どもが見ている“私”は、
いつも誰かのために動き続けていて、
「楽しんでいる姿」をあまり見せられていないのかもしれない。

そんなことに、ふと気づかされました。

家事に育児に追われて、
唯一の息抜きは、子どもにテレビを見せている間の
食器洗いや洗濯物たたみ。

「余暇を楽しむ」って、どんなことだったっけ?
忘れかけていたなあ……と苦笑いした自分がいました。

SNSはつながりの場でもあり、情報の場でもあります。
でも、時には“逃げ場”や“依存”にもなります。

その代わりに、もし「楽しい余暇」を持てている子どもなら、
SNSに逃げ込まなくても、自分の世界を育てていけるかもしれません。

それって、私たち母親が
「自分の楽しみを持っていい」
「自分の時間を楽しんでいい」
と気づき、その姿を見せることから始まるのではないでしょうか。

「家事も育児もしなくていいとしたら、あなたは何をしますか?」

それはきっと、
「子どもに人生の楽しみ方を伝える、最初の教育」
になるのだと思います。

あなたにとっての「最高の余暇」って、何でしょう?

ととのうラボAshiyaでは、
そんなママの“余暇”を楽しむお手伝いができたらいいなと思っています。